- 土踏まずや足の骨格を矯正保険適応の
オーダーメイドインソール(中敷き)とは? - 市販インソールとの違い
- このような方に
インソールをおすすめしております - 当院のインソール外来の特徴
- 当院でのインソール治療の流れ
- 保険適応の医療用インソール
- 保険適応で製作可能な疾患
- 作り替えの目安
- インソールの費用
- よくあるご質問
土踏まずや足の骨格を矯正
保険適応のオーダーメイドインソール(中敷き)とは?
インソール外来では、足部疾患に対して特殊な医療用の足装具(靴やインソール)を用いた治療を行っています。高度医療機関で足領域の研鑽を積んだ院長と経験豊富な義肢装具士が密に連携し、オーダーメイドでインソール(中敷き)を作製いたします。患者さんの足や状態に精密に合わせたインソールにより、正しい骨格に矯正されて適切な足アーチができ、それによって足への負担が軽減されます。姿勢や歩容も安定してバランスや歩行機能が改善し、怪我や転倒などの予防にもつながります。
装具療法を行う目的
圧の分散(除圧)
足部には様々な疾患がありますが、多くは強い圧力が足裏の特定の部位にかかることが原因となって生じています。インソールは、足の構造に合わせて作られており、過度にかかる圧力を分散することで足病の予防や悪化防止に高い効果を期待できます。
当院では、患者さんの足に合わせてオーダーメイドで製作いたしますので、部分的な除圧が必要なケースでは、その部分の素材を変えてクッション性を持たせる、1部のみを浮かせるようにするなど、きめ細かい対応も可能です。
姿勢(骨格)矯正
足装具を使用して足の構造を支えている足の骨格を正しい位置に矯正することで、正しい姿勢を維持できるようになります。外反母趾や扁平足などの足病も骨格を正しい位置に戻すことで、大幅な症状の改善が期待できます。また、足の骨格やアーチが正しく矯正されることで姿勢が改善され、筋力を最大限出せる状態になり、パフォーマンスアップや高齢者の転倒防止などにも有効です。
歩行ガイド
足病によって足の骨格がずれていると、歩行時に正しく体重移動ができずに症状を悪化させてしまいます。歩行の改善は意識して取り組んでもなかなか結果を得にくいのですが、適した足装具を使用することで、適切な歩幅や重心移動による歩行が身に付きます。
当院のインソールは、足領域の研鑽を積んだ院長が精密な検査と歩行解析を行い、経験豊富な義肢装具士が患者さん一人ひとりに合わせてインソールを作製いたしますので、理想的な正しい歩き方に改善することができます。
市販インソールとの違い
インソールは靴屋やドラッグストアなどにも市販品がありますが、足の構造は一人ひとり異なり、特に足の症状がある方は、問題解決に向けたオーダーメイドのインソールを使用することをお勧めしております。足に合っていない製品を長期間使用することで、歩き方に悪影響を及ぼしたり、アーチが崩れたりと症状の悪化を引き起こす可能性があります。医療用のインソールは医学的な精密検査をいくつも行った上で製作されており、以下のような違いがあります。
足底を支える部分が固い
インソールは、足底にかかる全体重を支えており、歩行では体重の1.3倍の重さを受け、走ると3倍、ジャンプで6倍以上の重さを受けています。こうしたことから、足底を支える部分が固くなければ必要とされる矯正効果を得ることはできません。医療用インソールは基本的に足底がかなり固くなっており、それによって矯正が可能になります。市販のインソールの多くは圧力を受けると平面になるクッション性があって衝撃を和らげることはできますが、矯正効果はありません。
荷重時の足の形に合わせない
市販のインソールには、足の形に合わせるものもありますが、足の形に合わせてしまっては変形を矯正することはできません。
医療用のインソールでは、足関節が正常な位置であるニュートラルポジションに矯正される高さや角度になっており、それによって変形の矯正を促します。このニュートラルポジションはお一人おひとりが異なり、関節可動域測定であるROM(レンジオブモーション検査)や歩容解析といった医学的な精密検査を行ってはじめて診断が可能になります。
このような方にインソールをおすすめしております
足が痛い・変形のある方
足の痛み、変形などがある場合、特定の場所にかかる過度な負担を軽減する除圧、正しい位置に導く骨格矯正、歩行の改善を目的とした歩行ガイドなどで根本的な原因にアプローチした治療が有効です。
歩くと転びやすい・疲れやすい方
筋力が低下してくると正しい姿勢を保持できず、骨格のバランスが崩れてしまい、転倒やつまずきを起こすリスクが上昇し、疲れやすくなってしまいます。適した足底装具を使用することで地面との設置面積が増えるとバランスをとりやすくなり、転倒やつまずきのリスクを抑えることができます。
子どもの足の変形
成長過程にある子どもの足は軟骨部分が多く柔らかいことから、足の変形を起こしやすい傾向にあり、加えて、幅の狭い靴を履き続ける、スポーツで過度な負担をかけるなどによってそのリスクは高くなります。大阪大学などによる調査データでは、小学生の40%以上に足部の変形がある報告されたこともあり、子どもの足の変形は珍しいものではありません。足の変形は、姿勢の悪さや運動能力の低下などにも結び付きやすく、転びやすいなどのリスクもあります。
子どもの足の変形でも、適切な足装具によって変形の矯正、足の形を正しいニュートラルポジションに近付ける、足にかかる力を分散するアーチ構造の形成などの効果が期待できます。
当院のインソール外来の特徴
POINT1
高度医療機関で足領域の研鑽を
積んだ院長による処方と経過観察
当院で提供する治療用インソールは、高度医療機関で足病に特に研鑽を積んだ医師が診断し、義肢装具士によって作製しております。インソールは使い心地を聞きながら調整を加えていくことが最も重要ですので、製作後も例えば1か月後、3か月後などに再評価を行い、常に最適な状態にいたします。
POINT2
幅広い靴や足のタイプに合わせてオーダーメイドに製作
足の構造は一人ひとり異なり、インソール作製には、患者さんの可動域や骨格に合わせた精密な調整が不可欠となります。当院では、足領域の研鑽を積んだ院長が精密な検査と歩行解析を行い、経験豊富な義肢装具士が患者さん一人ひとりに合わせてインソールをオーダーメイドで作製いたします。また、患者さんがよくご使用になられる靴に合わせて厚さなどもカスタマイズできますので、お気軽にお申し付けください。
POINT3
治療効果がない場合は
何度でも調整
矯正には数ミリ単位でのポジション調整が必要であり、精密に合っていないと十分な治療効果を得られない場合があります。当院では経過を慎重に観察した上で、必要な場合には何度でも修正・微調整を行っています。
※修理費用や調整費用として、作成費用とは別途となる修理費・調整費がかかる場合があります。
POINT4
理学療法士と連携し、
製作後も手厚くフォロー
医療用インソールによる治療とあわせて下半身ストレッチや筋力トレーニングといったリハビリを行うことで、より優れた効果を期待できる場合があります。当院では、54平米のリハビリ専用フロアを完備し、整形外科専門医、技師装具士と連携し、経験豊富な理学療法士が個別メニューを提案しております。
当院でのインソール治療の流れ
下記は一般的な治療の流れとなりますので、貴院の診療方針に沿って加筆修正していただくことは可能でしょうか。
1状態観察
医師が患者さんの症状を丁寧に問診し、患者さんの足の状態を正確に診察いたします。必要に応じてレントゲン検査を行う場合がございます。
適応があると医師が判断した場合、採型などの日程調整を行います。
※採型は月曜日の午後となりますので予めご了承ください。
2計測
経験豊富な義肢装具士が足の形や足底圧などを計測し、その結果とこれまでの検査結果などを詳細に分析した上で医師が処方し、インソールを製作します。
よく使う靴などに合わせてカスタマイズすることも可能ですので、気になることがございましたら何でもご相談ください。
3完成
年末年始やお盆などの連休がなければ1週間でインソールが完成します。実際に装着して足装具の評価を行い、必要な場合には微調整します。その後も定期的な経過観察と評価、必要な場合は微調整を行います。
4再評価
1か月後、3か月後と経験豊富な医師または理学療法士による再評価を行い、必要に応じて再検査や調整を行っております。
保険適応の医療用インソール
当院では、高度医療機関で足領域の研鑽を重ねた院長による診断のもと、経験豊富な義肢装具士が患者さん一人ひとりに合わせたインソールを保険適応で製作いたします。さらに、実際にできた足装具の評価を整形外科専門医が定期的に行うことでより効果が期待できます。一般的な足装具で十分な改善が得られなかった方も、お気軽にご相談ください。一旦、インソール代金の全額をお支払い頂いた後、ご自身にてご加入の健康保険組合に請求をしていただく形での保険適用となります。(なお、当院ではなく装具業者との取引となります。)
スペアなど2足目の作成はできますが、2足目については保険適用不可となります。
以前に他院でインソールを作ったことがある場合や、作り直しについては作成から1年半経過していないと保険適用での作成はできません。
保険適応で製作可能な疾患
以下のような治療目的でインソール製作を行う場合には、健康保険の適応となります。
扁平足
痛みがある場合には痛み止めを処方し、保存療法として、アーチサポート機能がついているインソールの使用をお勧めしております。また、リハビリテーションで後脛骨筋や足部の筋力アップやストレッチを行うことも有効です。
凹足(ハイアーチ)
足のアーチが高くなり過ぎている状態です。疲れやすくなり、胼胝や足底腱膜炎などを発症しやすい状態です。インソールによる治療、フットケアやストレッチなどを行います。
外反母趾
足に合う靴を選ぶ、足装具による除圧、ストレッチ、リハビリテーションなどを行いますが、保存的療法で十分な効果を得られない場合には手術を検討します。進行性の疾患ですので、できるだけ早く適切な治療を受け、進行を予防しながら治すことが重要です。
足底腱膜炎
足裏に炎症を起こす疾患で、加齢による筋力・腱の柔軟性の低下、足への衝撃を繰り返し受けるスポーツ、長時間の立ち仕事、足に合わない靴など様々な原因によって生じます。痛みや炎症を抑える治療に加え、アーチをサポートするインソールを使用して特定の場所に過度な負担をかけないようにする治療が有効です。
モートン病
足指の神経が指の付け根部分で骨に圧迫されて生じる神経障害です。痛みが強い場合には薬物療法・注射療法などを行い、圧迫刺激を軽減するために幅の広い靴・パッドやインソールによる治療を行います。根本的な原因を解消するためには、ストレッチやリハビリテーションで足アーチの改善に取り組むことも重要です。
胼胝(タコ)・鶏眼(ウオノメ)
再発や悪化を防止するためにインソールによる治療を行います。特定の位置に過度な負担をかけないよう、下半身のストレッチや筋力アップのためのトレーニングが有効です。
作り替えの目安
15歳以上 | 前回の作成から1年半経過後、作成が可能 |
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15歳未満 | 前回の作成から1年経過後、作成が可能 |
※14歳でインソールを作成した場合、次回作成のタイミング前に15歳になっていても作り替えは前回の作成から1年後となります。
例:前回作成が14歳10カ月 作り替えは1年後の15歳10カ月以降
例:前回作成が15歳1カ月 作り替えは1年半後の16歳7カ月以降
インソールの費用
① 保険診療として
クリニック側からご請求する費用
3割負担の方 | 1割負担の方 | |
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初診 | 900円 |
300円 |
再診料(2回分) | 500円 | 200円 |
レントゲン写真 | 1,500円 | 500円 |
採型料 | 1,200円 | 400円 |
料金合計 | 4,000円 | 1,400円 |
② インソール作製代金として
義肢装具会社側からご請求する
費用
3割負担の方 | 1割負担の方 | |
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足底挿板 | 当日40,000円 | 当日40,000円 |
料金合計 | 後日返金 実質12,000円 | 実質4,000円 |
完成後の調整料については、再診料以外かかることはあまりありません。
経年劣化での修理や患者さん都合による変更・調整の場合、調整を都度頂く場合がございます。
よくあるご質問
インソールを入れる靴はどのようなものが良いでしょうか?
中敷きを出し入れできるようなウォーキングシューズをお勧めしております。革靴やパンプスなどをよくお使いになる方に向けて、薄いインソールにするなどのカスタマイズも可能です。屋内での生活が多い方には、バンド付きの直接足につけるタイプもご用意できます。
インソール完成の目処はどのくらいでしょうか?
年末年始やお盆などの連休がなければ、1週間程度です。